ゼロワングランドスラム3位

· 生徒インタビュー

大阪府大阪市の個別指導塾ライジングの卒業生、藤井 樹(ふじい いつき)さんと、お母様にお話を伺いました。

 

参加者

・藤井 樹(ふじい いつき)さん 以下:「

さんお母様 以下:「母」

・講師 家村 以下:「家」

 

Q1:自己紹介をお願いします 

 

: 名前は藤井 樹(ふじい いつき)、12歳の中1です。大阪市に住んでいます。趣味はプログラミング、ゲーム、Youtube鑑賞、読書です。

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Q2:好きなことは何ですか? 

樹: やはり、Scratchをすることでしょうか。パソコンを触ることが好きです。学校の科目であれば、数学が好きです。

 

Q3:家ではどのような感じのお子様ですか? 

母: 完全なインドアで外で元気に遊ぶタイプではないです。運動より読書や勉強が好きなタイプです。そして、マイペースすぎるくらいマイペースな子です。没頭すると時間を忘れ、ずっとパソコンと向き合っているので、毎日の様に「もう学校の時間やで。」「そろそろ寝たら。」と声掛けしています。それでも、気にしない事がしょっちゅうなので、毎度声のトーンが怒鳴り口調になってしまいます…。

 

Q4:プログラミング教室には、いつから、どのくらい通っていますか? 

樹 :小学3年生の5月に体験で初めて教室に来ました。最初は週1回ペースでしたが、気づいた頃には週3、4回程のペースで通っていました。

講師より:小3の頃から通ってくれていたのですが、小5の時点でカリキュラムをすべて消化し、改造、オリジナルなどもどんどんするようになっていましたので、もう教えることがなくなり(教えることができない状態になり)卒業になりました。)

 

Q5:なぜ教室に通おうと思いましたか?

樹: よく覚えていませんが、母の話では突然ぼくが「やってみたい」と言い出したらしいです。どこかでチラシでも見て、興味を持ったのかな?

 

Q6:なぜ教室に通わせようと思いましたか?

母:まさに突然「やってみたい」と言い出しました。自分からやりたいと言い出した事が初めてだったので、とにかくやらせてあげたいという気持ちでした。私自身は「プログラミングって何??」状態だったのですが、調べてみたら、近所に教室があったので、思い切って体験の申し込みをしたのが始まりです。

 

Q7: 今教室に通っていてどういうところが面白い、楽しいですか? 

樹: ん-言われてみると、何て言ったらいいかわからないですねー。でも、とにかく面白いし楽しいです!しいていうなら、その通りに上手くできた!という達成感が面白く楽しいと思っています。

(講師より:現在は通われていませんので、通われていた時の感想です)

 

Q8: 今教室に通っていてどういう印象を受けていますか?通う前と変わったところはありますか? 

母: 以前はあまり自分に自信が持てないネガティブ思考でしたが、プログラミングを通して得意分野を見つけられ、自分に自信が持てたことが一番の違いです。自分の作ったゲームを学校のクラスのみんなにもプレイしてもらったり、学校でもタブレット教材で教えてあげたりと、友達との輪も広がったように思います。

小学校の卒業前には、担任の先生へクラスのみんなからのメッセージを集め、プログラミング動画を作ってプレゼントして、リーダータイプではない息子から行動を起こせた事も大きな成長だと思いました。

 

Q9: 教室ではどんな感じですか?性格、特徴などについて教えてください 

家:まず、驚くほどにすごいスピードで教材の作品を作ってしまいます。

そして、そこからどんどん改造していくという感じで、目を見張るスピードでプログラミングを習得している状態でした。処理速度もさることながら、改造などを見る限り、完全に理解して作っている状態でしたので、数か月で自分はもう抜かされている感じがしており、早々にもう教えることは何もなくなるなぁという恐怖感(笑)を常に感じていました。

 

Q10:今学習しているツール・言語はなんですか? 

樹:Scratchですね。1.4と2.0のバージョンを学習してました。

今は、Scratch3.0とUnityを家でしています。

 

Q11: レッスンはどうですか?自由制作はしていますか? 

樹:とても楽しくやっています!

もともとのテーマに沿いながら制作し、そこからどんどん改造していくようにしています。

家や学校で見せても、よくわかってもらえないけど、家村先生に僕がアレンジしたものを見せたらすごく反応してくれるので、それがうれしくて、どんどん夢中になりました。

 

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Q12: 授業や自由制作の時間はどういう様子ですか?取り組む姿勢などについて教えてください 

家:とにかくカリキュラムの消化が早く、かつ改造などにも積極的に取り組む姿勢で、正直通常のペース配分だと物足りないだろうなと感じましたので、どんどんカリキュラムを進めていい、好きなだけ来てガンガンやってくれていいというスタンスにし、前のめりの意欲を削がないようにサポートだけする感じでした。

正直、改造やオリジナルは「スゲーなぁ(なにやってるかわからないけど)」というレベルでした。今だから言えることですが、その時すぐには何がすごいかわからないけどとりあえず「すごいなぁ!」って帰してから、こっそり作品を見直して改めてすごいって感じたことが何度かありました。

 

Q13:検定やコンテストの予定はありますか?合格や受賞などしましたか? 

樹:小5の時にTeck Kids Grand Prix2020に2作品「ボール君のアクションゲーム」と「ロープのぼりゲーム」を応募し、約2,200作品中2作品ともトップ200を賞されました。

小6の時はジュニア・プログラミング検定Scratch部門 Gold(1級)を9割以上の点数で合格しました。

また前年のリベンジとしてTeck Kids Grand Prix2021に4作品応募し(3作品はscratch作品「音楽♪シューティングゲーム」「リアルウォッチ」「円グラフメーカー」、残り1作品はUnity作品で「eco!eco!クエスチョン」)約3,100作品中4作品ともトップ200を賞されました。また「eco!eco!クエスチョン」はUnity賞を受賞しました。

更に大阪日日新聞が主催の全国選抜小学生プログラミング大会 大阪府大会に参加。改善を何度もした「ボール君のアクションゲームVer.5.0」で優秀賞を獲得。(大阪府で6位以内)

最後に家村先生から勧められたプログラミングの競技大会「ゼロワングランドスラム」に参加し、1,500人中30人に残る予選を通過できました。得意分野のScratchではなく、初めてやるマインクラフトの担当になり、3人1チームで西日本ブロック大会を勝ち抜き、決勝進出するも、惜しくも優勝を逃し第3位となりました。

コンテストや競技会に参加して、賞などもらってうれしかったけど、上には上がいると、ぼくもまだまだだと更にやる気が出ました。

 

Q14:受験・参加した時の様子、その時の生徒のレベル感、教室でサポートした内容について教えてください。 

家:これも実は、、、という話になりますが、「何もしてません」です。

小5で卒業して、その時点では、もっとプロのいるプログラミング教室にステップアップするのがいいのではないかという感じで送り出し、その後メールでこんなコンテストに作品を出して入賞したなどの連絡を頂いていただけでした。

最後のゼロワングランプリはたまたま何かの記事で見つけて、まず頭に思い浮かんだのが樹くんだったので、メールをしたというだけです。そしたらあれよあれよと全国大会まで行って3位になってと、驚きの快進撃で、これもまた「スゲーなぁ」としか言えない状態でした。

 

Q15: 今後どういうことに取り組んでいきたいですか? 

樹: 別のプログラミング言語や、もっと高度なことをScratchでしたいです。

家村先生とも協力して、何かすごいアプリも作ってみたいです。

 

Q16: 教室に通わせて良かったことはなんですか? 

母: とにかく自分の強みを身につけられた事が一番大きいです。

プログラミングを通して、自分に自信が持て、何事にもチャレンジする事の大切さを知った様に思います。そのおかげか、パソコン能力や勉強面も向上しています。

通常週1回の教室を、興味を持ち始めた小3の時に行き放題で通わせて頂いたのも、習得の速さに繋がったので家村先生には感謝しかありません。

 

Q17: 将来の夢はなんですか?今後教室に通う(あるいは受験・参加する)生徒にメッセージを

樹: 将来の夢はゲームプログラマーになることです。そのために勉強も頑張って賢い高校を受験したいです。

プログラミングは楽しむことが大切!人によって楽しいの基準は違うけど、プログラミングで自分の楽しみを見つけよう!

 

Q18:教室に通わせることを考えている保護者にメッセージを

母:「好きこそ物の上手なれ」の言葉の通り、好きな事はどんどん上達し、オリジナル作品を作ったり我が子ながら感心しています。子供達の「やりたい」を信じて、あとは見守って応援するのみです。

 

Q19: 今後どういう教室を目指していきたいか(保護者・生徒の方にメッセージを) 

家:教室に通われている生徒さんにはTFEさんの動画教材でしっかり学んでいただき、そのサポートをするという形で通常は運営しており、それぞれに満足をして頂いています。

ですが、カリキュラムを飛び越えてしまうほどの情熱と能力のある生徒さんが来た場合、講師が実はプロではなく、そのような優秀な生徒さんをちゃんと育てていくことは正直できないので、卒業してさらにプロのいる教室にステップアップしてもらう事をおススメすることもあります。泣く泣くですが(笑)

そんな優秀な生徒さんが卒業後もずっとつながりを持つために、現在は「部活」を始めています。教室の生徒さんはほとんどが小学生で、中学生になるとともに卒業というパターンも多いです。そんな中、中学校でパソコン部に入りたいけどパソコン部がない中学校が多く、それならここにそれを作ってしまおうということで、授業料はなしで、オリジナル作品をガンガン作っていけるような環境だけ用意して卒業生が集まることのできる場所として始めたものです。中学生になってなかなか忙しい状況の中、学校では普通に部活をやりつつ、教室のプログラミング部にはときどきやって来てくれる、みたいな感じが理想です。

現在1名です。樹くんにも声をかけていて、来てくれたら2名(笑)

教室でしっかりと基礎を学び、その後はオリジナルのアプリを作ってどんどん世に出していくような中学生、高校生を陰ながらサポートしていく、そういう教室を目指しています。

プログラミング教室を始めて約5年になりますが、その間多くの天才キッズに出会いました。自分がプログラミングのプロではなくて、難しいことを教えることはできないけど、見守る、ヒントだけ与える、それだけでどんどん伸びていき、自分を追い越してくれる姿を見るにつけて、この仕事をやっていて良かったと思えますし、プログラミングのすごさを知ることもできました。

学習塾をメインでやっていますが、そのプログラミング教育で得た感覚を勉強の方にも上手に活かして行こうと考えるようになっています。

「『好きこそものの上手なれ』ですねぇ」は樹君のお母さんだけでなく、すごいと驚く生徒さんのお母さんがほとんど皆さん口を揃えておっしゃいます。

プログラミングは今年の6年生の全国学力テストの算数に思いきり出たりしたとは言え、無理にさせるようなものではありません。

ですが、もしお子様がプログラミングに興味を持たれているようであれば是非、お近くの教室を探して(できれば当教室のように自由度の高い(笑)教室を見つけて)自由に楽しく学んで頂けたら数年後に「好きこそものの上手なれ」ですねぇとおっしゃっているかも知れません。